学年:全学年
この活動は楽器を自分でプログラムして演奏する活動です。小学校の音楽では鍵盤ハーモニカの使用が低学年で学習指導要領に示されており、その鍵盤の配列は音階の捉え方の基本的な認識を形作っています。鍵盤ハーモニカの鍵盤に階名を書いたシールなどが貼られていることがよくありますが、学校の音楽の授業でしか楽器に触れない児童の中には、階名をよく理解していない児童もいることでしょう。楽器プログラムのモデルプログラムでは、鍵盤楽器と同様に左から右に向かって音程が高くなるように作っていますので、階名の配列を自分で作ってその階名に合う音をセットする活動を通して視覚と聴覚、思考の三側面から音を捉え、相対的な音程感覚を養うことができます。
学年:小学校中学年〜
この活動はハテナボックスをタップするとランダムで「ドレミファソラシド」が鳴り、どの音が鳴ったかを当てる音階クイズプログラムを作る活動です。ハテナマークから変化した音符ボックスをタップすると鳴った音の正解の階名が現れます。ソルフェージュの「聴音」につながる要素であり、かなり発展的な内容とも取れますが、鳴った音に耳をすませてその音階を当てるのは、クイズとしても盛り上がる上に、どの音が鳴ったのか聴覚に意識を集中して音楽に対する感性を働かせるきっかけとなる活動です。音の響きや他の音との比較から、一音でも鳴った音を当てることができた時の児童の喜びは、「できた!」という成功体験につながり、そのささやかな自信はそのまま音楽的な関心・意欲につながっていくことでしょう。
学年:小学校低学年〜
この活動は、3つの音階をランダム発生させて同時にならすプログラムを作り、できた和音の響きを味わいながら、好みの響きを探っていく活動です。子どもたちは日頃から音楽の授業や様々なメディア等で音楽を耳にしています。このプログラムで発生したランダムな3つの単音が合わさった和音を聞く中で、「この響きが好き」という和音に出会うことでしょう。ここでは、理論的なことはひとまず抜きにして、自分の好みの音の重なりを探っていき、その音がどんな音で構成されているかを知ることから始めます。気に入った響きが見つかったら、実際の楽器でその3つの音を弾いてみると、楽器や和音への関心を高めていくことができそうです。同時に不協和音のような、不快に感じる和音への気づきを期待できます。
詳細は準備中
その他の事例も現在準備中です。