図画工作

手書きの感触を生かして描画でき、カラフルな色彩を自在に操れるビスケットは図画工作のデジタル表現ツールの1つと考えることができそうです。もちろん、「コンピュータ、カメラなどの情報機器を利用することについては、表現や鑑賞の活動で使う用具の一つとして扱うとともに、必要性を十分に検討して利用すること」ということ[小学校学習指導要領/第2章/第7節図画工作/第3指導計画の作成と内容の取扱い/2 第2の内容の取扱い/(10)を参照]を考慮する必要はあります。図画工作の目標は「児童自身に本来備わっている資質能力を一層伸ばし、表現及び鑑賞の活動を通して、造形的な見方・考え方を働かせ、生活や社会の中の形や色などと豊かに関わる資質・能力を育成することを目指す観点に立っている[学習指導要領図画工作編解説/第2章/第1節/図画工作の目標/1教科の目標を参照]とあることを読み解くと、カリキュラムマネジメントによってビスケットを活用した授業がさらに身近なものとなり、「子どもたちの個性を生かしたデジタルでの表現力」の育成が可能となります。